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HOME > 本・書籍 > 名画を見る眼 続 (2) (岩波新書 青版 785)
名画を見る眼 続 (2) (岩波新書 青版 785) …1,500円以上で送料無料
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カスタマーレビュー
おすすめ度:
人間の内面を見つめる時代
(2008-09-15)
名著「名画を見る眼」の続編。
前編が、物質を正確に描き出す時代であるとすると、
続編は、印象派以降−19世紀後半から20世紀中盤まで−の
人間の内面を見つめる時代の作品が集められている。
モネ、ゴッホ、ムンク、ピカソ、、、
どの作家も作品も有名なものばかりです。
帝国主義から第1次世界大戦に突入する西洋史の時代背景と
人間の内面を見つめるこれらの画家の作風を重ねてみると興味深い。
前編とあわせて、美術をより楽しむために欠かせません。
磨かれる感性
(2007-07-18)
その人持ち前の感性だけに頼って絵画鑑賞をする事には限界がある。画家はその作品の中に自分のメッセージを凝縮して描くからだ。それはその絵が描かれた時代背景、生活習慣、理論とテクニック、更にはその時の画家の心理状態など実に多方面に渡っている。一つの絵画を構成しているこうした複雑な要素を総て知り尽くすことは殆ど不可能に近いが、著者が挙げている例に従って夫々の作品のメッセージを読み取っていくと、あたかも鎖されていた扉が開いて、その向こうにもう一つの別の絵が見えてくるようだ。感性を磨くとはこういう事を言うのだろう。例えば抽象画を理解する一つのヒントとして、カンディンスキー自身の体験談が引用されている。つまり縦に観るべき絵を、それと知らずに横の状態で観た時に感じる事ができた純粋な色彩の妙が、そのトリックに気付いた途端に消滅してしまったという逸話で、それはある絵の中に先入観を持って何らかの既存する物質的な形を追い求めると、それよりも重要なものが見えなくなってしまうという興味深い事実だ。色彩の美しさを一つの絵画の中に開放するには、時として形は妨げになるようだ。
お勧めの一冊です。
(2007-01-21)
先に出版された『名画を見る眼』の続編である。
前回に引き続き、挿絵がカラーでないため、ネットで紹介されている絵画を見ながら本を読み進めました。
すると、まるで美術館に居るような錯覚におちいるほど、この本に引き込まれてしまいます。
ピカソのような抽象絵画が理解できない。そう思っていたけど、印象派からフォービスム、キュビスムを経て抽象絵画に至るという軌跡を理解することにより、彼らの絵がなぜあのような表現となったのかよく理解できた。
お勧めの一冊です。
こんな意味があったのか!
(2006-02-03)
私はこの本を読むまで、批評家や評論家というのは人の仕事にけちばかりつけて、自分自身は何もしない輩だと思っていた。しかしこの本を読んでその考えは180度変わった。専門家の鋭い分析が、いかに絵画の鑑賞を豊かに面白くしてくれるかを思い知った。無知な自分を恥ずかしく思う。
一例をあげるとゴッホの「アルルの寝室」は一見普通の部屋の絵に見えるが、実は家具や空間の位置関係が不自然であり実際にはこんな部屋はありえないのである。これはその当時のゴッホの不安定な精神状態を表してるという。
この解説のあと絵を眺めると確かに見え方が変わってくるのである。
自分の認識が変化し、ものの見え方が変わることほどわくわくすることはない。そのような経験を与えてくれた本書に感謝したい。
画家の眼になることができる
(2005-01-10)
ピカソにはそう見えていた。モンドリアンにはそう見えていた。そういう気持ちにさせてくれる本です。抽象画の画家にはどのように見えていたのだろうか、それが少しわかるような気がする本です。
「名画を見る眼」とあわせて読むと良いと思います。
おすすめ度:
人間の内面を見つめる時代
名著「名画を見る眼」の続編。
前編が、物質を正確に描き出す時代であるとすると、
続編は、印象派以降−19世紀後半から20世紀中盤まで−の
人間の内面を見つめる時代の作品が集められている。
モネ、ゴッホ、ムンク、ピカソ、、、
どの作家も作品も有名なものばかりです。
帝国主義から第1次世界大戦に突入する西洋史の時代背景と
人間の内面を見つめるこれらの画家の作風を重ねてみると興味深い。
前編とあわせて、美術をより楽しむために欠かせません。
磨かれる感性
その人持ち前の感性だけに頼って絵画鑑賞をする事には限界がある。画家はその作品の中に自分のメッセージを凝縮して描くからだ。それはその絵が描かれた時代背景、生活習慣、理論とテクニック、更にはその時の画家の心理状態など実に多方面に渡っている。一つの絵画を構成しているこうした複雑な要素を総て知り尽くすことは殆ど不可能に近いが、著者が挙げている例に従って夫々の作品のメッセージを読み取っていくと、あたかも鎖されていた扉が開いて、その向こうにもう一つの別の絵が見えてくるようだ。感性を磨くとはこういう事を言うのだろう。例えば抽象画を理解する一つのヒントとして、カンディンスキー自身の体験談が引用されている。つまり縦に観るべき絵を、それと知らずに横の状態で観た時に感じる事ができた純粋な色彩の妙が、そのトリックに気付いた途端に消滅してしまったという逸話で、それはある絵の中に先入観を持って何らかの既存する物質的な形を追い求めると、それよりも重要なものが見えなくなってしまうという興味深い事実だ。色彩の美しさを一つの絵画の中に開放するには、時として形は妨げになるようだ。
お勧めの一冊です。
先に出版された『名画を見る眼』の続編である。
前回に引き続き、挿絵がカラーでないため、ネットで紹介されている絵画を見ながら本を読み進めました。
すると、まるで美術館に居るような錯覚におちいるほど、この本に引き込まれてしまいます。
ピカソのような抽象絵画が理解できない。そう思っていたけど、印象派からフォービスム、キュビスムを経て抽象絵画に至るという軌跡を理解することにより、彼らの絵がなぜあのような表現となったのかよく理解できた。
お勧めの一冊です。
こんな意味があったのか!
私はこの本を読むまで、批評家や評論家というのは人の仕事にけちばかりつけて、自分自身は何もしない輩だと思っていた。しかしこの本を読んでその考えは180度変わった。専門家の鋭い分析が、いかに絵画の鑑賞を豊かに面白くしてくれるかを思い知った。無知な自分を恥ずかしく思う。
一例をあげるとゴッホの「アルルの寝室」は一見普通の部屋の絵に見えるが、実は家具や空間の位置関係が不自然であり実際にはこんな部屋はありえないのである。これはその当時のゴッホの不安定な精神状態を表してるという。
この解説のあと絵を眺めると確かに見え方が変わってくるのである。
自分の認識が変化し、ものの見え方が変わることほどわくわくすることはない。そのような経験を与えてくれた本書に感謝したい。
画家の眼になることができる
ピカソにはそう見えていた。モンドリアンにはそう見えていた。そういう気持ちにさせてくれる本です。抽象画の画家にはどのように見えていたのだろうか、それが少しわかるような気がする本です。
「名画を見る眼」とあわせて読むと良いと思います。


