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HOME > 本・書籍 > あゝ野麦峠―ある製糸工女哀史 (角川文庫)
あゝ野麦峠―ある製糸工女哀史 (角川文庫) …1,500円以上で送料無料
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カスタマーレビュー
おすすめ度:
コウボウ様・・・・?
(2007-10-13)
取材しに行った先で元女工のお婆さん達から作者が貴方は「コウボウ様!!」と呼ばれて、お布施をポケットにねじ込まれる事もあったとか・・・・
本文だけでなく後書きも要注意な一冊です。
書評者A殿、お宅こそ棒読みしないで本書からの真意を得たら?
(2006-08-08)
近代日本経済史は岡谷製糸業を抜きには語れないはず。しかし、現代日本史教科書では我が国伝統の隠蔽・歪曲(中国・韓国侵略の隠蔽歪曲だけでない点が重要)で民間の業績(中山社)を官業(富岡製糸)が横取りした記述が記述されている。戦艦大和やゼロ戦を作る材料も技術も金も全部製糸からのキャッシュフローから出ていた事は重要。つまり、日本には製糸業以外に国際競争力のある産業は無かったと言う事。技術の点から言うと戦後経済復興のために民需利用された旧帝国の軍事技術も全部製糸からのキャッシュフローから出ていたと言うこと。つまり、岡谷製糸業は現在の日本経済にも多大な貢献をしていて、良く言われる日本は戦後何も無い焼け野原からゼロから復興したと言うのはウソだと言う事。工女も哀史であったと言う点も疑問、ほとんどの女工は「岡谷へ行って良かった。」と言っている。また、起業家には失敗は付きもので有り、リスクを取らないとリターンは無いのは常識。(製糸で失敗しても戦後別の産業で立ち直っている起業家は多く、完全に没落して一般大衆の妬み心を満たす事は少ない。)
下の書評者は本当にこの本を読んだのだろうか?
(2006-07-18)
著者は「興亡・岡谷製糸」で、当時の製糸業界の競争がいかに厳しいものだっ
たかを一章を割いて書いている。著者によると、多くの企業は、昭和に入って
から、倒産、解散、没落で次々と姿を消してしまったということである。この
章の最後の「栄光とこの悲惨 今にして思えば工女も哀史であったが、この製
糸経営者もまた哀史でなかったはずはない。それではいったいだれがもうけた
のか?…まるまると太っていったのは、巨大な軍艦だけだった。」という記述
には考えさせられるものがあった。
本書は、上記の点を含め、当時の状況について丹念に調べているので、経済
史、経済発展、戦前の歴史などに興味がある人におすすめです。続巻が絶版な
のが残念。
起業家精神の視点は。
(2005-03-10)
本書はリスクを取って製糸ビジネスを起業した起業家の業績があまりにも軽視されている。本書に便乗する様な形で現代日本史の教科書などでも中山社の国家的業績(戦前の豊田自動車や松下電器が中小零細だった時代に国家財政を担った)を官営富岡製糸場(国営らしく赤字垂れ流しで倒産)が横取りした様な歪曲した記述が多い。従業員の長時間労働、自殺や過労死などを起業家(製糸家)の責任に転嫁する点も疑問。現在の東証1部上場企業でも何も変わってないし、日本人の長時間勤労感は古代倭奴の時代からの伝統。本書は確かに政官業による1970年代以後の年功序列、終身雇用による“平等”な統制資本主義社会では、大竹しのぶ主演での映画化までされ、一種のブームとなったが、逆に大袈裟に言えば現在日本社会の構造不況の遠因の一つになるとも言えるのではないか。
明治の庶民の暮らしがいきいきとよみがえる
(2005-01-03)
製糸工場で働いた多くの女工達は、後発国であった日本の近代化を支える富をもたらす立役者であった。彼女たちは冬の吹雪の中も、出身の飛騨から工場のある諏訪まで、野麦峠を越えて往来していた。
おすすめ度:
コウボウ様・・・・?
取材しに行った先で元女工のお婆さん達から作者が貴方は「コウボウ様!!」と呼ばれて、お布施をポケットにねじ込まれる事もあったとか・・・・
本文だけでなく後書きも要注意な一冊です。
書評者A殿、お宅こそ棒読みしないで本書からの真意を得たら?
近代日本経済史は岡谷製糸業を抜きには語れないはず。しかし、現代日本史教科書では我が国伝統の隠蔽・歪曲(中国・韓国侵略の隠蔽歪曲だけでない点が重要)で民間の業績(中山社)を官業(富岡製糸)が横取りした記述が記述されている。戦艦大和やゼロ戦を作る材料も技術も金も全部製糸からのキャッシュフローから出ていた事は重要。つまり、日本には製糸業以外に国際競争力のある産業は無かったと言う事。技術の点から言うと戦後経済復興のために民需利用された旧帝国の軍事技術も全部製糸からのキャッシュフローから出ていたと言うこと。つまり、岡谷製糸業は現在の日本経済にも多大な貢献をしていて、良く言われる日本は戦後何も無い焼け野原からゼロから復興したと言うのはウソだと言う事。工女も哀史であったと言う点も疑問、ほとんどの女工は「岡谷へ行って良かった。」と言っている。また、起業家には失敗は付きもので有り、リスクを取らないとリターンは無いのは常識。(製糸で失敗しても戦後別の産業で立ち直っている起業家は多く、完全に没落して一般大衆の妬み心を満たす事は少ない。)
下の書評者は本当にこの本を読んだのだろうか?
著者は「興亡・岡谷製糸」で、当時の製糸業界の競争がいかに厳しいものだっ
たかを一章を割いて書いている。著者によると、多くの企業は、昭和に入って
から、倒産、解散、没落で次々と姿を消してしまったということである。この
章の最後の「栄光とこの悲惨 今にして思えば工女も哀史であったが、この製
糸経営者もまた哀史でなかったはずはない。それではいったいだれがもうけた
のか?…まるまると太っていったのは、巨大な軍艦だけだった。」という記述
には考えさせられるものがあった。
本書は、上記の点を含め、当時の状況について丹念に調べているので、経済
史、経済発展、戦前の歴史などに興味がある人におすすめです。続巻が絶版な
のが残念。
起業家精神の視点は。
本書はリスクを取って製糸ビジネスを起業した起業家の業績があまりにも軽視されている。本書に便乗する様な形で現代日本史の教科書などでも中山社の国家的業績(戦前の豊田自動車や松下電器が中小零細だった時代に国家財政を担った)を官営富岡製糸場(国営らしく赤字垂れ流しで倒産)が横取りした様な歪曲した記述が多い。従業員の長時間労働、自殺や過労死などを起業家(製糸家)の責任に転嫁する点も疑問。現在の東証1部上場企業でも何も変わってないし、日本人の長時間勤労感は古代倭奴の時代からの伝統。本書は確かに政官業による1970年代以後の年功序列、終身雇用による“平等”な統制資本主義社会では、大竹しのぶ主演での映画化までされ、一種のブームとなったが、逆に大袈裟に言えば現在日本社会の構造不況の遠因の一つになるとも言えるのではないか。
明治の庶民の暮らしがいきいきとよみがえる
製糸工場で働いた多くの女工達は、後発国であった日本の近代化を支える富をもたらす立役者であった。彼女たちは冬の吹雪の中も、出身の飛騨から工場のある諏訪まで、野麦峠を越えて往来していた。
厳しい生産競争や懲罰もみられる過酷な労働環境で、入水自殺により無言の抗議を示した女工もみられた。だが、そんな中でも仕事に楽しさを見出し、実績をあげてふるさとにたくさんの収入を持って帰った女工もいた。
本書は、必ずしも女工の悲惨な面ばかりを語るものではない。日本の近代化の原点となった当時の女工の暮らしを、膨大な聞き取り調査に基づいて再現した労作である。そしてその中から伝わってくるのは、毎日を生きぬく庶民の営みの力強さと、尊さであるように思える。


