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HOME > 本・書籍 > 火の鳥 (10) (角川文庫)
火の鳥 (10) (角川文庫) …1,500円以上で送料無料
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火の鳥 (8) (角川文庫)
カスタマーレビュー
おすすめ度:
「火の鳥」最後のエピソード
(2008-10-16)
「野性時代」に連載(1986〜88年)された「火の鳥」最後のエピソード。
テーマは新しい宗教と古い宗教との衝突で「信仰というものは
人間がつくったもの」という手塚のクールな認識がその根底にあります。
大海人皇子と大友皇子との皇位継承争いである壬申の乱の原因として仏教と在来神信仰の
間の宗教対立を設定し、しかもその対立の構図が千三百年後の未来においても反復される、
というスケールの大きな構成が採られているのが本作の勘所。
いつの世も変わらない、宗教を政治利用しようとする権力者と、
それに翻弄され、犠牲にさせられる民衆の姿が描かれます。
手塚にはシッダールタの生涯を描いた『ブッダ』がある一方、本作のように
外来宗教としての仏教という負の側面を浮かび上がらせる作品もあるわけで、
改めて作家としての懐の深さ、発想の自由さを感じさせられます。
一番好きです
(2007-08-11)
火の鳥は全部読みましたが、この太陽編を一番興奮して読んでいました。
宗教と愛をテーマに、過去と未来が交差する…
その交差の仕方がすごく自然で、物語を邪魔しないところがすごいです。
交差するという技法の本(漫画やゲームも…)は他にもあるにはあるけれど、
何か無理があって、話が途切れ途切れになる感じがする。
だからあまり読む気は無かったのです。
最初乗り気で読んだのではなかったので反動も大きかったのでしょうか。
何度読んでも、繰り返し読んでも、興奮度は下がりません。
宗教と権力、権力と宗教、繋がれば圧力となる。
そんな中で小さくても育まれる愛…思いっきり無我夢中で人を愛してみたくなりました。
火の鳥の中でも傑作では
(2007-03-19)
火の鳥の中でも最も好きなのが『太陽編』。過去の世界、自然の中にも神々が宿るという神教を新来仏教の使徒たちが襲っていく。それとシンクロするように未来の世界も宗教戦争が起きる。愛国心を国家主義が覆おうとしている現代を見ているよう。
宗教と権力が結びつく事、正義のまがまがしさ。
(2003-09-11)
この作品には、過去パートと未来パートがあり、それが交互に進んでいきま
す。どちらも「宗教と権力」がテーマになっており、権力に虐げられているも
の達が、反乱を起こします。
信じてみたい愛情がありますか?
(2002-05-17)
火の鳥シリーズの中で、この太陽編が一番のお薦め。過去と未来を自在に行き来する類まれな構成、史実をふんだんに取り入れたノンフィクション風語り口、腐狗とシャドーの戦士というキャラクターの妙。どれをとっても手塚治虫の抜きん出た才能をひしひしと感じる。その上、この作品が今から20年近くも前に作られたことを思うと、賛嘆!賞詞が見つからない。
おすすめ度:
「火の鳥」最後のエピソード
「野性時代」に連載(1986〜88年)された「火の鳥」最後のエピソード。
テーマは新しい宗教と古い宗教との衝突で「信仰というものは
人間がつくったもの」という手塚のクールな認識がその根底にあります。
大海人皇子と大友皇子との皇位継承争いである壬申の乱の原因として仏教と在来神信仰の
間の宗教対立を設定し、しかもその対立の構図が千三百年後の未来においても反復される、
というスケールの大きな構成が採られているのが本作の勘所。
いつの世も変わらない、宗教を政治利用しようとする権力者と、
それに翻弄され、犠牲にさせられる民衆の姿が描かれます。
手塚にはシッダールタの生涯を描いた『ブッダ』がある一方、本作のように
外来宗教としての仏教という負の側面を浮かび上がらせる作品もあるわけで、
改めて作家としての懐の深さ、発想の自由さを感じさせられます。
一番好きです
火の鳥は全部読みましたが、この太陽編を一番興奮して読んでいました。
宗教と愛をテーマに、過去と未来が交差する…
その交差の仕方がすごく自然で、物語を邪魔しないところがすごいです。
交差するという技法の本(漫画やゲームも…)は他にもあるにはあるけれど、
何か無理があって、話が途切れ途切れになる感じがする。
だからあまり読む気は無かったのです。
最初乗り気で読んだのではなかったので反動も大きかったのでしょうか。
何度読んでも、繰り返し読んでも、興奮度は下がりません。
宗教と権力、権力と宗教、繋がれば圧力となる。
そんな中で小さくても育まれる愛…思いっきり無我夢中で人を愛してみたくなりました。
火の鳥の中でも傑作では
火の鳥の中でも最も好きなのが『太陽編』。過去の世界、自然の中にも神々が宿るという神教を新来仏教の使徒たちが襲っていく。それとシンクロするように未来の世界も宗教戦争が起きる。愛国心を国家主義が覆おうとしている現代を見ているよう。
宗教と権力が結びつく事、正義のまがまがしさ。
この作品には、過去パートと未来パートがあり、それが交互に進んでいきま
す。どちらも「宗教と権力」がテーマになっており、権力に虐げられているも
の達が、反乱を起こします。
畏ろしいことは、未来パートの舞台が2001年だということです。
私はこれを読んで、9.11を思い出さずにはいられませんでした。
正義って、一体なんでしょう?
人類は、これからもずっと思想による戦争をおこすのでしょうか?
だまって指をくわえているしか、ないのでしょうか?
私はまだ、答えがでていません。
鳳凰編と合わせて読むと、良いかもしれません。オススメです。
信じてみたい愛情がありますか?
火の鳥シリーズの中で、この太陽編が一番のお薦め。過去と未来を自在に行き来する類まれな構成、史実をふんだんに取り入れたノンフィクション風語り口、腐狗とシャドーの戦士というキャラクターの妙。どれをとっても手塚治虫の抜きん出た才能をひしひしと感じる。その上、この作品が今から20年近くも前に作られたことを思うと、賛嘆!賞詞が見つからない。
いつの時代も変わらぬ人間の権力欲、名誉欲のなかで、たった一つの愛情だけは信じつづけたい。うそだらけの宗教と、腐った政治を見せつけられ、それでも新しい世界を信じたい、そんな人々の希望を食って、火の鳥は生き続ける。時代を超え、種族を超えて、結ばれる二人を、火の鳥は「本当に自由な世界」へと導いてくれるのか。


